ニュース

世論でメディア守れ 憲法公布70年 愛知県民のつどい

 
 名古屋市では、昭和区の市公会堂で「憲法公布70周年憲法九条を守ろう 愛知県民のつどい」が開かれ、会場いっぱいの2000人が参加しました。あいち九条の会(2005年発足)が毎年主催し、今年で12回目。

 岸井成格氏が「安倍政権とメディア―私の決意」と題して講演しました。「絶対的な権力は、徹底的に腐敗し暴走する」といった立憲主義の格言を紹介し、高市早苗総務相の停波発言に対し「信じられない暴言だ」と批判。安倍首相の「戦後レジーム(体制)からの脱却」とは、憲法を変え、教育やメディアを規制するものだと述べ、「政府は、あらゆるところで巧妙かつ執拗に、分断と揺さぶりを繰り返している。圧倒的な国民世論でメディアを後押ししてほしい」と話しました。

 講演に先立って、和太鼓ユニット「光」による演奏が行われ、和太鼓と笛の音色が会場に響きました。
 介護施設で働く女性(22)は、「メディアの自主規制の実態がわかった。暴走政治を早く終わらせたい」。75歳の男性は「権力がメディアに介入するのは恐ろしい。声を上げ続けたい」と話しました。
(11月4日 しんぶん赤旗)