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社会保障改悪 改憲とめよう あいち高齢者大会

 
 豊かな高齢社会をめざす「第18回あいち高齢者大会」が13日、名古屋市昭和区の市公会堂で開かれ、会場いっぱいの500人が参加しました。年金者組合県本部、愛知社保協、愛労連など8団体でつくる実行委員会の主催。

 実行委員長の伊藤良孝さんがあいさつにたち、「安倍政権の憲法改悪にストップをかけるため、あらゆる人達と手を結んで運動の輪を広げましょう」と話しました。
 全体会では長峯信彦・愛知大学教授が「安倍『お試し』改憲 その嘘(うそ)と危険性」について講演しました。長峰氏は、安倍政権が狙う緊急事態条項はナチス・ドイツの全権委任法強行と同じ手口で「議会の自殺にほかならない」と強調。日本国憲法は世界に先駆けて、「人権と民主主義」「徹底した平和主義」を完備したと述べ、「権力者や財界の保身や利益のために、耳当たりのよい言葉で改憲の本質が隠されている。未来に向けた責任ある選択をわれわれはしていかなければいけない」と話しました。

 参加した女性(73)は「憲法9条だけでなく、憲法の全体像がわかりやすかった。改憲は『お試し』で済まされるものではない」と語りました。
 全大会後、参加者は年金、社会保障、介護保険などの講演や、川柳、以後、うたごえなど多彩な10分科会で交流しました。
(10月18日 しんぶん赤旗)