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原爆の悲惨さ伝える 名古屋で愛友会がパネル展

 
 愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は27、28の両日、名古屋市の金山総合駅構内のイベント広場でパネル展「原爆と人間」を開きました。
 同駅の乗降客は県内2番目で、多くの人が足を止めてパネルに見入っていました。2日間で5000人以上が訪れました。

 展示パネルを熱心に見入っていた川口正則(66)さんは「家にインドネシアで戦死した軍服姿の叔父の写真が残っている。25歳だった。多くのの若者が犠牲になる戦争は二度とやっちゃあいかん。改憲を口にする安倍首相にも、このパネルを見せたい」と話しました。
 折り鶴コーナーでは小学生の子と鶴を折っていた女性(36)が「核兵器も戦争もない平和な世界を願って折りました」と話しました。

 愛友会の水野秋恵事務局長は「一昨年から始め、駅の使用料など多くの人からの募金で3回目を開くことができました。多くの人に原爆の悲惨さ、平和の大切さを伝えるためパネル展は大きな役割があります。みなさんの協力を得て、来年も開催したいと思います」と語りました。
(8月30日 しんぶん赤旗)