志位和夫委員長が名古屋駅前で訴えた街頭演説会（２２日）には、日本共産党として過去最大の参加者であふれました。ゲストスピーチしたＳＥＡＬＤｓ ＴＯＫＡＩ（シールズ東海）の岡歩美さんも壇上で「ほんと、すごい人」とびっくりするほどの熱気に包まれました。
「シールズとして共産党の演説会のスピーチは初めて」とあいさつした岡さん。参院１人区の全区で統一候補実現の運びになったことについて「夢みたい」と興奮しながら訴えました。「誠意をもって市民の声にこたえた共産党のみなさんに本当に敬意を表したいです。共産党が本気なんだったら私たちも全力でやるしかないでしょう」
初めて党演説会に参加した女性（３１）は、「共産党の努力や熱意が感じられたので何か協力したい」と語ります。
シンガー・ソングライターの五島良子さんは、安保法が強行された時、悔しくて涙があふれたとスピーチ。その日のうちに志位委員長が国民連合政府を呼びかけたことについて「あの時の共産党のかっこよさは、ジミヘン（伝説的ギタリスト）が舞い降りたような感じがした」と振り返りました。
■ 党躍進が不可欠
本気で戦争法を廃止させるためにも共産党の躍進が欠かせないとの決意も固めあいました。
昨年１２月、辺野古を訪問した、たけだ良介比例予定候補が沖縄女性遺棄事件に「心からの怒りをもって抗議したい」と力をこめると、「そうだ」と聴衆がこたえました。「いま私たちにできる最大の沖縄への連帯は安倍政権を倒すこと」と訴え、そのために日本共産党の躍進が欠かせないと強調しました。
たけだ予定候補の話を初めて聞いた名古屋市中川区の男性（４７）は「忙しい候補者活動の中で辺野古の支援活動をした話に感心した。基地撤去は日本全体の問題」と語ります。
「愛知の増えた１議席を、みなさんの声をまっすぐ届ける共産党へ」と訴えた、すやま初美選挙区予定候補は、戦争法反対で多くの市民と一緒に行動してきたことを振り返りました。「私は忘れることができません。子どものために初めてスピーチするお母さんが握るマイクが怒りで震えていたことを。デモで出会った学生を。私はこの方たちと一緒に選挙をたたかいます」
■ ３年前とは違う
衆参同日選の動きもみられる中、本村伸子衆院議員と小選挙区予定候補７人（１次分）が壇上で紹介されました。前回の参院選で大健闘しつつも惜敗した本村議員は「３年前とは違う。２人の県議、１２人の名古屋市議団をみんなの力でつくりだした。市民プラス野党の共闘も広がっている」とし、共産党の議席を伸ばすためにがんばろうと訴えました。
本村氏の音頭で「共産党はぜったい勝つぞ」「戦争法はぜったい廃止」と参加者のコールに包まれました。
（５月２４日 しんぶん赤旗）