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「軍事でなく福祉に予算を」医療・介護労働者ら宣伝

 
 名古屋市中区で19日、医療、福祉、介護の労働環境、待遇改善、社会保障制度改悪反対の署名・宣伝が行われ、医療・福祉・介護労働者ら50人が参加しました。子育てママも参加し、「保育園に落ちたの私だ」のボードを掲げ、保育環境改善を訴えました。

 リレートークで、小松民子・愛知社保協事務局長は、「社会保障全体の予算が3年間で1兆5000億円減らされる一方で、軍事費は5兆円を超えている。国民の願いは戦争のない平和で安心できる世界。安倍首相は軍事ではなく福祉にお金を回せ」と訴えました。私立保育園の園長の女性は「保育士の待遇を改善してこそ、待機児童は解消できる」と強調しました。

 署名した女性(58)は「今の政治は弱者がいじめられるばかり。だまっていられない」。友人が看護師をしている女性(43)は「夜勤の時間が終わるころにはフラフラで患者の命にかかわると話していました。早く改善してほしいです」。「息子の妻が介護職員だ」と話す女性(66)は、「非正規からやっと正規職員になれたと思ったらサービス残業が増えて、朝早くから夜遅くまで仕事をしています。見ていてつらいです」と話しました。
(3月22日 しんぶん赤旗)