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日常奪った原発事故 緑区で集会 アベ政治に異議

 
 名古屋市緑区で12日、原発ゼロ、憲法改悪反対、戦争法廃止など「アベ政治に異議あり!緑区民集会」が開かれ、250人が参加しました。集会実行委員会の主催。

 福島県南相馬市から神奈川県に避難している唯野久子さんは、国と東電を相手に起こした訴訟を涙ながらに報告。「私たちは突然、日常を奪われました。国は放射線量の基準値を異常に上げて、『安全だから帰れ』といいますが、不安で帰れません。二度と繰り返さないためにも、絶対に裁判に勝ちたい」と話しました。
 西村秀一実行委員長は、安倍首相が「今年は復興元年だ」と述べたことに対し、「憤りを覚える。復興の一番の妨げになっている原発事故は何も解決していない」と批判しました。
 緑区で住民運動を続ける7人がスピーチしました。名古屋岩の上教会の相馬伸郎牧師は「憲法9条は世界人類の宝。参院選で憲法と平和を守る政治を選びましょう」と述べました。

 集会後、参加者らは「原発なくそう」「戦争法廃止」の横断幕を持ち、区内をアピール行進しました。
 日本共産党の本村伸子、民主党の近藤昭一両衆院議員が参加しました。
(3月15日 しんぶん赤旗)