ニュース

新基地反対 音楽通じて

名古屋でコンサート

 
 「平和とジュゴンを守ろう」と名古屋市千種区の東山スカイタワーで「辺野古新基地反対コンサートin名古屋」(13日)。県内の沖縄県出身者や米軍辺野古新基地建設反対運動をおこなっているミュージシャンやバンドの人たちが「音楽を通じて支援を」と実行委員会をつくり開催しました。

 3回目となる今回はシンガーソングライターの岩瀬よしのりさんや南ぬ風(ぱいぬかじ)ら13のグループ(個人)が出演しました。

 開会あいさつにたった浅野義高さんは「国は埋め立て承認を取り消した翁長知事を裁判に訴え、何が何でも基地建設を進めようとしている。このような暴挙は許せない。戦争をするための基地はいらない」と訴えました。

 岩瀬よしのりさんが、23歳で戦死した「天性の詩人」と呼ばれた竹内浩三作「骨にうたう」などに曲を付けて熱唱。わしたゆんたくバンドの浜盛重則さんの三線伴奏による「沖縄を返せ」には参加者一体の大合唱になりました。

 沖縄県の与那国島出身で名古屋市に住み県知事から「美ら島沖縄大使」に任命された浜盛さんは「沖縄経済は米軍基地でもっていると言われてきた。しかし沖縄経済の全体に占める基地依存度は年々と低下している。基地がなくなっても大丈夫。事故の危険性や騒音など弊害が大きい基地はなくすべきだ」と強調しました。

 友人に誘われて出演した男性(23)は「好きな楽器演奏で楽しく『平和』アピールできました」と話しました。

 次回は来年3月20日(日)正午から名古屋市中区の、「もちの木広場」で予定しています。

(12月18日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)