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障害者徹夜で訴え

 
 愛知県の障害者は11日夕方から12日早朝にかけて、名古屋駅前で徹夜の戦争法案反対行動を行いました。約70人が参加。17歳の高校生も飛び入りでマイクを握りました。

 車いすの男性は声をからしながら通行人に訴えます。「戦争になれば障害者は70年前のように邪魔者として?抹殺?されてしまう。健常者の中にも切り捨てられる人が出てくる。戦争法案は通しちゃいけない」。日本福祉大3年の男子学生(21)はヘルパーとして参加。「行動する側は初めて。民主主義社会に生きる人間として沈黙する選択はずるいと感じました」

 徹夜に先立ち同市栄で300人超の障害者らが集会、デモ行進。聴覚障害者による手話の訴えに音声通訳する人、全盲の女性が車いすの人を押すなど、障害者同士らが協力し合ってアピールしました。車輪付ベッドで参加した女性(44)は、「人を殺すことにお金を使うのでなく、人が生きるために使って」と、声をからします。

 日本共産党の本村伸子衆院議員、すやま初美参院選挙区候補があいさつしました。

(9月13日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)