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差別から考える憲法 プレ若者憲法集会

 
 14日の「若者憲法集会」(東京)に向けて、名古屋市東区で5月29日、「プレ若者憲法集会」が行われました。3月に「若モノ憲法サミットinあいち」を成功させた同実行委員会が主催しました。

 この日は、朝鮮学校無償化裁判から憲法を考える企画です。代理人を務める矢?暁子弁護士が講演しました。愛知では、朝鮮学校だけ高校無償化制度を適用していないのは憲法違反の差別だと、卒業生ら5人が原告となり名古屋地裁でたたかっています。

 矢崎弁護士は、裁判に関わったのは、自分の中に偏見があったことからと明かし、朝鮮蔑視が戦前からつくられ、現在まで続いていることが問題の背景にあると述べ、「憲法を守るためにも傍観者でなく考えてほしい」と訴えました。

 司会を務めた民青県委員会の古川大暁さんは「国が憲法違反の差別をしていることがわかった。安倍首相はもっと憲法を壊そうとしている。改憲を許さないたたかいをすすめよう」と呼びかけました。東京の集会に参加する男性の会社員は「周りにきょう聞いた話を広げたい」と感想を書いていました。

(6月2日)