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リニア力合わせ阻止 本村議員講演、活動交流

 
 日本共産党の本村伸子衆院議員は22日、名古屋市中村区でリニア中央新幹線問題で講演しました。「日本共産党を応援する愛知県弁護士の会」が主催し、地域で活動する市民や青木ともこ名古屋市議らが参加。活動交流の場にもなりました。

 本村氏は初質問でリニア問題を取り上げたことを紹介し、この問題が今世紀最大の事業であるにもかかわらず、国会でまともに審議されていないと批判。過大な需要予測を上げ、「採算が合わない。破たんすれば国民が尻拭いさせられる。JR東海は東京から大阪まで9兆円をかける体力があるなら、まず国民が負担している24兆円の国鉄債務返済にあてよ」と強調しました。

 国は、家屋に影響が出た時の補償の前提になる家屋調査をさせようとせず、トンネル内の避難マニュアルもすぐに作らせないと指摘。都心一極集中型で税金がつぎ込まれる実態も示し、「皆さんと力合わせストップしたい」と決意表明しました。

 参加した市民は「工事車両で渋滞、振動がひどくなる。来月現状調査する」(春日井市)「地下水の枯渇が心配」(名古屋市守山区)などと発言。工事差し止めの行政訴訟が準備されていることも紹介され、支援する弁護団結成も話題となりました。青木市議は「議会で理のなさを明らかにしたい」と話しました。

(5月24日)