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愛知県の財政力福祉へ 小松候補が訴え

 愛知県知事選(2月1日投票)は中盤戦を迎え、現職の大村秀章氏に追いつき、追い越せと小松たみこ候補(革新県政の会、日本共産党推薦)は県内を駆け回り奮闘しています。候補者カーに手を振り応援する人が増えてくるなど、期待と注目が大きくなっています。

 23日朝、尾張瀬戸駅前で瀬戸市の日本共産党員らがメガホン宣伝するなか小松候補が到着。拍手で迎えられマイクをとりました。
 小松候補は、4月から安倍政権による介護保険制度の改悪が実施され、介護支援1、2の人が外され、保険料が上がることを批判。「愛知県は財政力トップクラスなのに、特別養護老人ホームは最下位。施設建設を応援するなど高齢者を支援できる県政に」と訴えました。
 大村氏が推進を強調するリニア中央新幹線計画を批判しました。トンネル工事で大量に出る残土の捨て場の候補地に瀬戸市の陶土採掘跡が上がっているとの報道も出ています。小松候補は「残土処理、地下水の枯渇など環境上問題があり、経済性、安全性と合わせJR東海に説明を求めているが納得いく回答がない」と語り、計画の凍結を主張しました。
 宣伝に参加した女性は「街頭でビラを見た女性が県の福祉・教育予算が全国最低クラスと書いてあることに驚いて『ひどい』と声をかけてきました。もっと知らせていって小松さんを押し上げたい」と語っていました。
 選挙の論戦でも変化が出てきています。小松候補の「県民の命、暮らし応援こそ必要」との訴えが広がるなか、大村氏は「4年間で雇用が20万人増えた」「福祉には思い入れがある」などと言い出しました。小松候補は、雇用で増えたのは非正規で正規は減っていると指摘し、「生涯ハケン」につながる労働法制改悪を狙う安倍内閣にもの言わない大村氏ではもっとひどくなると批判。最低賃金1000円以上、ブラック企業規制条例を公約しています。

名古屋駅まで29日街頭演説
小池副委員長応援

 「革新県政の会」は29日(木)午後5時40分から、日本共産党の小池晃副委員長と小松たみこ候補がそろって訴える街頭演説を、名古屋駅のナナちゃん人形前で行います。
(1月24日)