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”憲法守って戦争させぬ” 地域で共同を広げよう

 

 あいち九条の会は、憲法公布68周年を前に1日、名古屋市中区で九条の会事務局長の小森陽一東京大学大学院教授を招き「憲法九条守ろう2014愛知県民のつどい」を開き1100人が参加し、講演を熱心に聞き入りました。

 水田ひろし代表世話人(名古屋大学名誉教授が開会あいさつし「95歳になった。戦争体験者として、惨事を再び起こさないようがんばる」と述べました。

 小森氏は「第二次安倍政権の壊憲暴走を止めるために」と題して講演。小森氏は、1954年の自衛隊(警察予備隊)創設の経緯、歴代首相と米国とのつながり、米国の軍事戦略上の自衛隊の位置づけ、安倍政権と国民との対決点などを詳細に解説。集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を厳しく批判し、「安倍政権の改憲暴走阻止へ、地域の隅々から共同の運動を広げよう」と訴えました。

2005年の会発足時から11年まで世話人を務めていた六?庵やそ(りくりゅうあん・やそ)さんの三味線演奏を楽しみました。

 愛知県内で270もの地域「九条の会」が活動していることが紹介され、各地の代表が登壇しました。
閉会あいさつで野間美喜子代表世話人(弁護士)は「憲法九条を守るため、次の国政選挙で護憲政党を躍進させ、改憲勢力に審判を下そう」と呼びかけました。
 署名宣伝をおこなって会場に駆けつけた男性(67)は「仲間と駅頭で月1回の宣伝をしています。これからも『憲法9条守れ』の声を地域から上げていきます」と話しました。
 
                                  (2014.11.5)