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”リニア環境破壊の危機” 名古屋で佐々木議員らを講師に招き学習会

 

 名古屋市港区で15日、リニア中央新幹線の学習会が開かれ、日本共産党の佐々木憲昭衆院議員、山口きよあき名古屋市議が講師を務めました。
みなと革新懇の主催で区民ら50人が参加しました。
 
 JR東海はリニア中央新幹線を10月にも着工しようしています。佐々木議員はルート予定地の視察調査を行い、大規模で深刻な環境破壊が引き起こされる危険性や、住民説明会を開かないJRの住民無視が明らかになったと指摘し、「国は様々な問題があるリニア中央新幹線の工事実施計画を許可すべきではない」と強調しました。

 山口市議は、県も市もリニア開業を見すえて名古屋駅周辺の大規模開発事業をどんどん行おうとしていることを批判。
「大企業のための大型開発でなく、市民のための暮らし・福祉施策充実こそ最優先の課題だ」と訴えました。

 参加者から「リニアは膨大な電気量が必要。リニアで電気が不足するからと原発再稼働の理由にされたらたまらない」、「JRは9兆円もかけてリニア建設をする前にやることがある。駅ホームの転落防止対策やバリアフーなどを急ぐべきだ」などの意見や感想が寄せられました。

                                     (2014.9.18)