ニュース

”武器使用怖いと署名” 一宮市でキャラバン宣伝

 

 日本共産党愛知県委員会は23日、来春の県議選一宮市区(定数5)での勝利をめざすキャラバン宣伝を行いました。

 いたくら正文県議予定候補が一宮市議・予定候補らとともに市内を駆け巡り、もとむら伸子参院選挙区予定候補が応援演説に立ちました。

 いたくら氏は、政府の判断だけで海外で戦争できる安倍内閣の解釈改憲を批判。「歴代の自民党幹事長も立憲主義を壊すものと批判しています。戦争をさせない国づくりに全力をあげます」と決意を語りました。

 もとむら氏は、消費税増税で年金生活者や学生から悲鳴が寄せられているとして「強きを助け、弱きをくじく政治を正したい。オール与党となって県民の声が届かない県議会に、いたくらさんを押し上げて」と訴えました。

 街頭演説の周辺では党員らが消費税増税反対、集団的自衛権行使容認反対、原発ゼロ署名に取り組みました。合わせて44人が署名に応じました。

 「消費税10%では済みそうにないから」と言って署名した女性は、集団的自衛権の署名を見ると「こっちも問題」と声のトーンを上げ、「安倍さんは戦前に戻そうとしているのか」と憤りながら署名しました。

 畑仕事をしていた女性は「浜松で自衛隊の武器展示を初めて見て、こんなにすごいのかと驚いた。海外で使えるようになったら怖い」と署名。

 「政府が決めたら、消費税増税もそのままいってしまう」と話す女性もいましたが、「大飯原発再稼働差し止め判決も、あきらめず声を上げ続けたから出たんですよ」と説明すると「そうね」とうなずいていました。

 演説中、下校途中の小学生に囲まれる一幕もあり、「消費税増税」のボードを見て「お上が悪いんだ」と指摘する児童も。

 友人と待ち合わせをしていた女子高生は「紛争を話し合いでといっても、言うことを聞かなかったら…」と考え込む様子でしたが、それでも「戦争という方法はイヤ。戦場にいくのは私たちの世代」と話していました。

 「県議が一人もおらんのはいかんわ」と叱咤激励する支持者もいました。

 後半戦の一宮市議選では、現職の尾関むねお市議と、ひこさか和子予定候補、はしもと浩三予定候補が、現有1議席から3議席復活を目指し奮闘しています。