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”消費税8% 不公平だ” 名古屋栄で宣伝 怒りの声次々

 

 名古屋市の繁華街で3月31日、消費税増税に反対するロングラン宣伝が行われ、安倍晋三政権が強行しようとしている1日からの消費税増税強行に怒りの声が噴出しました。
 
 取り組んだのは、愛商連や名古屋市職労、愛労連などでつくる「消費税をやめさせる愛知連絡会」。他の市民団体にも行動を呼びかけ、のべ40人ほどが参加。パンダの着ぐるみなども使って、シール投票や署名をよびかけました。外国人観光客からも激励が寄せられました。
 
 愛商連事務局長の鵜飼稔さんが、安倍政権の増税分を全額社会保障・子育てに回すとのごまかしを批判。「収入が増えず経済が地域から壊されているいま、家計に直撃する増税は許される状態ではない。増税を中止し、内需の拡大をはかれと訴えていこう」と訴えました。
 
 署名には幅広い層が足を止め、「金持ちに負担は少ないと聞くけど、僕らは大きい買い物ができなくなる。正しく使うならいいけどこれじゃあな」(21歳男性)、

「私ら収入のない者にもっと負担しろというもの。不公平よ」(80代女性)などの声が寄せられました。
 静岡から親子で来ていた水野奈々さん(39)は、

「息子2人を大学まで行かせたいけれど増税されたら大変。将来世代のことも政府にはどうでもいいのでしょう。子どもたちが生きやすい世にしていきたいのですが」と語りました。