ニュース

2015年県議選~挑む~ 愛知県一宮市区 いたくら正文

 

「愛知県は国民健康保険への補助金をとうとうゼロにする案を出してきました。国保料(税)が高すぎて払えない人が増えているのに」
 
県に対する憤りで、いたくら正文予定候補(55)の街頭演説に力がこもります。初挑戦した前回の県議選で国保料の引き下げを訴えました。「命を守る」をモットーに、尾張健友会佐野眼科医院で働き、一宮市議を約16年間務めてきました。いっせい地方選への支援を訴え歩くと、市民から医療・介護の相談事が寄せられ、頼りにされる存在です。
 
共産党議員のいない県議会は安倍自公政権の悪政に抵抗しないばかりか、国保への補助金引き下げに反対する議員もいません。
 
県の国保への補助金は1997年に約28億円あったのが、党議員がいない間に減り続け、2013年度は4500万円にまで減らされ、一宮市民1人当たりわずか29円となりました(一宮市は8800円出しています)。そして14年度予算案は0円です。あまりにひどい県政で県民の苦しみを知りません。
 
「県は全国2位の財政力があるのに、ゼロにしようとは。国保料滞納世帯は県内で16万を超えています。補助金を上げて国保料を1人1万円は引き下げたい。何としても県議会に押し上げてください」

 小中学校の耐震補強実施も県に迫っています。天井が落ちないよう補強が必要な学校は一宮市に30棟ありますが、年間4校しか予算がつきません。いたくら予定候補の追及に県は補助金を出していないことを認めました。「県の姿勢を変え、教室へのエアコンの設置や養護学校のマンモス化解消なども実現させたい」と語ります。

 「繊維の原材料費は円安などで倍になった。消費税増税前のかけこみ需要もない」。いたくら予定候補との懇談で、ある繊維工場の会長が訴えました。
 一宮市の繊維産業は技術の高さで全国的にも有名で、市の一番の産業です。しかし近年、外国での生産や下請け化がすすみ、機屋の件数は3分の1になったといいます。

 「技術を示す見本は一つ作るのに何千万円とかかる」と語る会長に「そこにこそ補助金が必要ですね」と即座に応答する、いたくら予定候補。

 「中部国際空港2本目の滑走路建設や、設楽ダムなど無駄な大型開発をやめれば暮らしと命を守る県政にできる。共同を広げ今度こそ県議に」。熱く訴え駆け回る日々です。

プロフィールのページへ