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金山駅南口前でTPP撤退へ食農健が宣伝

 

 愛知県農民連や愛労連などでつくる愛知食農健(日本の食料・農業・健康を考える愛知の会)は17日夕、金山総合駅南口前(名古屋市熱田区)でTPP(環太平洋連携協定)交渉からの撤退を求める宣伝行動をおこないました。

 寒風が吹きすさぶなか、参加者は交代でマイクを持ち「アメリカなどTPP参加国は日本に対し、農産物関税の全面撤廃や食の安全基準の緩和を迫っています。このまま交渉を続ければ、日本の農業が崩壊し、国民のいのちと健康が守れなくなります。日本はTPPから一刻も早く撤退すべきです」「国民の『胃袋』と地域経済、そして美しい国土を守ってきた農業を、多国籍企業に売り渡してはなりません。政府は食糧自給率の向上に力を尽くすべきです。今が正念場です。世論の力で、アメリカいいなりの安倍政権の暴走をストップさせましょう」と訴えました。
 
 参加者は「食の安全を守りましょう」と訴えながら通行人にビラを手渡しました。
 
 バスを待っていた若いOLは「TPPで何が議論されているか初めて知りました。食材の偽装問題があったばかりなので、表示はもっと厳しくしてほしい。食の安全が守れないなら、交渉から撤退するのは当然だと思います」と話しました。