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知多地区で党大会決議案報告会に80人

 

9中総での党大会決議案を大いに深めて、「特別期間」の飛躍を勝ち取ろうと、日本共産党知多地区委員会は23日、愛知県知多市で学習会を開きました。田代忠利国際委員会委員が報告。地方議員や支部の中心メンバーら約80人が参加し、大会成功への決意を固めあいました。
 
田代氏は参院選後の情勢に触れ、「これまでと大きく異なるのは、『自共対決』の政治構図が、党内だけの認識にとどまらず、国民全体の認識に広がりつるあることです」と指摘。新しい党綱領(2004年第23回党大会で決定)を土台に、全党をあげて「対決」「対案」「共同」を貫き、国民の信頼を勝ち取ってきたことに確信をもつ必要があると述べました。
 
田代氏は、決議案の各章にそって、新聞や週刊誌、雑誌の関連記事を紹介しながらわかりやすく説明。第5章では、「党勢倍化はとても大事な提起です。これは広い視野でとらえることが大切です。この党を大きくすることこそ、東日本の被災者をはじめ国民多数の期待に応える道です」と力説しました。
 
田代氏は、東京都議選で地域の支部といっしょに活動した経験に触れ、「ある『赤旗』読者は、月一回の集金が楽しみだといいます。政治や社会のことなどいろいろな話ができ、困ったことがあればすぐに地元の議員に相談できるからだそうです。『赤旗』読者を増やすことは政治の真実を伝えるとともに、相手に豊かな人生を歩んでもらう活動ともいえます」と述べました。
 
参加者からは、「北東アジア平和協力構想(第3章17)に、ものすごく感動しています」「賃上げ(同14)だけでなく、労働時間の短縮も提起することが必要だと思う」など決議案への意見や質問が活発に出され、田代氏は一つひとつ丁寧に回答しました。
 
 最前列で講演を聞いた男性は「生活保護削減をはじめ安倍首相がやることは無茶苦茶だ。大きな展望をもって、いまこそ党を大きくするときだと思う。減っている読者を、何としても党大会までに回復できるよう支部で運動していきたい」と決意を込めて発言しました。
 
 広瀬勇吉地区委員長は「地元でも秘密保護法案をめぐり怒りが広がっています。学んだことを力に、情勢に確信をもって、大運動目標を達成しましょう」と呼びかけました。