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名古屋市で「秘密保護法案」反対の宣伝に多くの反響

 

国民の目・耳・口をふさぐ「秘密保護法案」の審議が衆議院で始まり、名古屋市港区の日本共産党は9日、山口清明市議を先頭に区内2か所で「秘密保護法案」成立阻止を訴える宣伝を行いました。

 地下鉄名古屋港駅前では9人が宣伝に参加。水族館などに向かう人に「しんぶん赤旗」号外を渡し、廃案を求める署名を呼びかけました。

 写真専門家学校に通う学生の男女が宣伝行動にカメラを向けていました。「法案のことは知らない」と言います。「名古屋港に入港する米艦船を撮ったら捕まるかもしれない。なにが特定秘密なのかも秘密なんですよ」の説明に目を開き、「怖いですね」と話しました。

 大型ショッピングセンター前では、60歳の男性が「戦前のような状態になる。核兵器を造ったって秘密にされてしまうかもしれない。マスコミももっと報道してほしい。がんばって」と言って妻と一緒に署名しました。

 愛知県の南区革新市政の会は8日、名古屋市南区南陽通りのスーパー前で、国民の目・耳・口をふさぐ秘密保護法案の廃案を求める署名・宣伝を行いました。

 近寄ってきてすすんで署名をしてくれる人、「戦前に戻してはいけない」と語りかける人、「内容はわかっている」と署名する人など大きい反響がありました。

 行動には8人が参加。「あまり署名してくれないのか」と心配していましたが、大半の人がビラを受け取り、好意的な反応で、秘密保護法案の危険性が思ったより理解されていたという印象でした。