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名古屋市繁華街で平和団体が秘密保護法案廃案へ宣伝

 

 安倍内閣が秘密保護法案を閣議決定し、国会に提出したことに抗議する行動が26日、名古屋市の繁華街で行われました。「憲法と平和を守る愛知の会」のメンバー16人が買い物客などで行きかう人にビラを渡し、廃案を求める署名を呼びかけました。
 
 愛知商工団体連合会会長の太田義郎さんは、政府が一方的に「秘密」に指定し、国民の「知る権利」が侵害される危険性を指摘。「一般市民には関係ないと思う人もいるかもしれないが、原発の被ばく情報も秘密にされてしまいます。ホットスポットが知らされずに被ばくしてしまうかもしれません」と訴えました。
 
 公務員の女性は、公務員バッシングで委縮させられているのがさらにひどくなると説明を聞いて署名するなど、説明をじっくり聞いて署名する人が目立ちました。
 
 52歳の女性は「政府に都合の悪いことを秘密にされそう」。70代の女性は「アメリカとだけ秘密を共有して、そのまま戦争につながりそうで怖い」と語りました。
 
 国労名古屋地方本部書記長の伊藤耕二さんは「オスプレイがどこを飛んだか話しただけで捕まるかもしれない。廃案にしよう」と訴えました。
 
 宣伝は1時間行われ、署名は34人分集まりました。愛労連、国民救援会、県平和委員会などの代表がマイクを握り訴えました。