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名古屋市議補選 くらし応援子育て支援 くれまつ、高橋予定候補全力

 
 名古屋市議補選が12日告示されます。日本共産党は、守山区に、くれまつ順子(56)=元=、南区に高橋ゆうすけ(34)=新=の両氏を擁立し議席獲得をめざします。両市議補選は名古屋市長選と同じ21日に投開票されます。

 河村たかし市長は大企業・富裕層優遇の「市民税減税」や名古屋駅周辺の大型開発をすすめる一方、国民健康保険や介護保険料の相次ぐ値上げ、市立病院・公立保育園の廃止・民営化など市民犠牲の「構造改革」路線をすすめてきました。

 
 市議会では日本共産党を除く各党は、河村市長が提案した、笹島の巨大地下道建設などの不要不急の大型開発、守山市民病院、城西病院の民間売却や国保料値上げに賛成してきました。

 一律減税中止、大型開発見直し、国保・介護保険料の引き下げを求めるなど市民の暮らしを守る要求を掲げ、市民犠牲の「構造改革」路線と対決してきたのは日本共産党だけです。

くれまつ、高橋両氏は▽消費税増税に反対し、中小企業条例を生かした支援充実▽大震災から住民を守る防災・震災対策の抜本的強化▽敬老パスの廃止・負担増でなくJR・名鉄でも使用できるように充実▽原発ゼロへ、自然エネルギー普及へ個人宅の太陽光発電設置への助成拡大―などの公約を掲げ支持を訴えています。

 くれまつ氏は「党議席を失ってから守山市民病院の民間売却など、区民の願いが市政に届かなくなった。区民の声を届ける党議席を必ず」、高橋氏は「県立高校で臨時教員を12年間してきた。子どもが安心して学べる教育、厳しい労働条件の非正規雇用問題の解決に全力をあげる」と街頭宣伝で訴え、党支部とともに、対話と支持拡大に全力を上げています。

 選挙戦は参院選の前哨戦として、自民、民主、日本維新の会、河村市長が率いる地域政党「減税日本」が候補者を擁立。守山区は5から6人、南区は3人が争う激しい選挙戦の様相です(4月6日)