ニュース

憲法生きる名古屋市に 柴田市長予定候補が決意

 

 お騒がせ市政はもうたくさん、憲法が生きる名古屋市を―と4月7日告示(21日投票)の市長選で、柴田たみお予定候補(47)=元愛知教育大講師=の勝利をめざす「名古屋市民大集会」が6日夜、昭和区の市公会堂で開かれ、1500人が集まりました。主催は、日本共産党や労働組合などでつくる「名古屋・革新市政の会」。

 立候補表明したばかりの柴田予定候補は「子どもが好き」とのべた上で就職難や保育所不足の現状を指摘。若者雇用の安定や再生可能エネルギー産業の振興などの政策を示し「ぜひ私をジャン・バルジャン市長にしてほしい」と力を込めました。

 名古屋市ではこの4年、河村たかし市長が持論の「減税」をテコにした「構造改革」を進めてきました。「減税」の恩恵は大企業・資産家に厚く、中小企業・低所得者にはありません。その上「減税」の財源づくりで福祉を削りました。総選挙では?第三極?を目指し市民不在の迷走を展開。一方、市長が代表を務める「減税日本」所属議員に不祥事が相次ぎ、市民から怒りの声が上がっています。

 集会では3人が「原発ゼロ」や「モノづくり中小企業が元気な名古屋」などの視点で発言。俳優の天野鎮雄さんは、芸術・文化を充実させてこそ真の豊かさにつながるとのべ、アマチュア劇団に所属し、文化活動に造詣のある柴田予定候補を「一度市長にしてほしい」と訴えました。