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基地のない平和な街へ 小牧平和県民集会に300人

 

 愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地の機能強化に反対する「第16回小牧平和県民集会」が10月28日、市内で開かれました。雨の中約300人が参加し、米海兵隊・垂直離着陸機MVオスプレイの沖縄配備撤回、日米安保条約の廃棄などを呼びかける集会宣言を採択しました。

 同基地をめぐっては、自衛隊と米軍の間で、共同訓練の際に同基地配備の空中給油機が米軍機に給油できるようにする「覚書」が締結(2010年)されるなど、米軍の後方支援体制づくりがおしすすめられています。
 
実行委員長の望月敦・尾張中部地区労働組合総連合議長は主催者あいさつで、「『覚書』は明らかな憲法違反です。小牧基地ではブルーインパルスの危険な曲技飛行やオスプレイの利用が懸念され、住民の不安が広がっています。基地機能強化を阻止し、日米安保条約を廃棄に追い込むため共同を大きく広げましょう」と呼びかけました。

 地元住民でつくる、「平和で住みよい小牧をつくる会」の赤塚一男代表は「民主党政権下でオスプレイの沖縄配備が強行されるなど、政権交替後も政治はひどくなる一方です。住民の安全は守れません。安保条約を廃棄し、基地のない平和な街を実現するためにがんばります」と決意を述べました。
 
日本共産党の井上哲士参院議員があいさつし、柳沢けさみ衆院愛知6区予定候補、もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補が紹介されました。

 参加者は「憲法9条を守りましょう」などと訴えながら市内をパレードし、同基地に集会宣言の趣旨を申し入れました。(10月31日)