ニュース

昭和区平和のつどい 基地撤去の声愛知からも

 

「第6回昭和区平和のつどい」が9月30日、名古屋市昭和区の名古屋柳城短大体育館で開かれ、台風17号の大雨をついて会場いっぱいの350人が参加しました。昭和区九条の会など11団体でつくる実行委員会の主催です。

 同区の松栄学童保育所の児童による勇壮な太鼓演奏で開幕。地元の桜花高校インターアクトクラブのハンドベル演奏や「世界がひとつになるまで」などの大合唱、被災地の宮城県から愛知県に避難している遠藤麻由美さんが、震災の状況と避難生活について報告しました。

 沖縄県の元宜野湾市長の伊波洋一氏が「復帰40年の沖縄から問う、普天間基地問題と日本の平和」と題して記念講演をおこないました。

 伊波氏はオスプレイの普天間基地配備など米軍基地をめぐる問題、宮古島や石垣島への自衛隊配備、領土問題など多岐にわたって話し、「日本の平和のため、アメリカ一辺倒からアジアに軸足を移す方向に変えるべきだ」と強調しました。

 参加者した男性(57)は「伊波さんの講演を聞いて米軍基地に苦しんでいる沖縄の人たちの状況がよくわかった。愛知からも基地撤去の声をあげたい」と話しました。

 会場では沖縄物産展、平和グッズの販売もおこなわれ、参加者が泡盛などを買い求めていました。(10月4日)