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愛知2区黒田二郎 ?民主王国?突き崩す

 
「黒ちゃん今度はチャンスだよ。愛知2区の民主は県議選で票を半減させた。それでも『民主王国』だから自民はまともな候補者を立てられん」。早朝の駅頭宣伝後、支持者からかけられた声援です。高まる期待に黒田予定候補は「風だけで日本共産党は勝てない」と気を引き締めます。

 2区は故・春日一幸民社党元委員長の地盤で、民主党の現職大臣を出しています。しかし大臣は消費税増税、原発再稼働に直接かかわっているだけに風当たりも強い。一方、自民党は過去5回の総選挙で候補者選びが難航、毎回違う候補者を擁立しています。

 「民主党に裏切られた」の失望をあちこちで聞く黒田予定候補。「だけどまだ共産党が選択肢に入っていない。?選挙には行かない?と言う人たちが、共産党に入れてくれたら大躍進です」
 そのためにも党そのものを強く大きくしたいと奮闘しています。党名古屋千種・名東・守山地区委員会は6、7月で44人の新入党員を迎えています(25日現在)。

 千種区で黒田予定候補は「総選挙を教訓に、どんなことがあっても勝てるだけの力をつけたいんです」と率直に訴えました。「知ってますよ」と快く応じたのは日曜版読者の女性。「『赤旗』に書いてありますから」とさりげない。新聞を読み、自分にも入党の誘いが来るかと思っていた、けれど来ない、きっと自分にはまだ早いと思われているのだろう―そう考えていたのです。もちろん入党です。

 黒田候補は「この間、入党をお願いすると、ほとんど二つ返事で承諾してくれます。『考えさせてくれ』という人はいませんでしたね」。
 「まじめ」「勉強家」ともっぱらの評。入党の動機は?差別、貧困への怒り?でした。「高校も行けないくらい貧乏だったんです。社会への憎しみを抱いて成長したところがあってね」。さらりと話します。中卒で名古屋市職員に。貧困を生む社会をただそうとする日本共産党を知ったのは、20歳のときでした。

 退職後、名古屋市議2期。財政教育委員長、教育子ども委員長など務めました。「現場に足を運ぶ」をモットーに常に底辺、庶民に向けるまなざしが温かい。(7月26日)

略歴

1948年名古屋市生まれ。99年~名古屋市議(2期)。党県委員
愛知2区=名古屋市千種区・守山区・名東区

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