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反核医師の会 愛知30周年で講演会

 

核兵器に反対する医師の会・愛知(反核医師の会・愛知)は5月19日、名古屋市内で結成30周年の記念講演会を開きました。医師・歯科医師、医学生ら200人以上が参加しました。

 同会は1982年4月11日に「核戦争は最大の健康と環境に対する破壊。核戦争の予防に力を尽くすことが、患者の命と健康を守る医師の役割」と結成され、毎年春に結成記念の講演会を開いてきました。会員約400人。被爆者健康相談会や核兵器廃絶を求めるアピール署名に取り組んでいます。

 開会あいさつにたった同会の徳田秋代表は「昨年の福島原発事故後、放射能や核への国民の関心が高まっている。核廃絶めざし運動を広げよう」と訴えました。

 医師で日本被団協原爆被爆者中央相談所前理事長の肥田舜太郎氏(95)が「ヒロシマの『あの日』から『これから』を語る~被爆医師の証言」と題して講演しました。

 広島陸軍病院の軍医だった肥田氏は1945年8月6日、爆心地から7?離れた広島市郊外で被爆。爆心地から遠く離れた所で被爆した人や原爆投下後に救援活動で広島に来た兵隊たちが次々と亡くなったことを指摘、「原因は政府が原爆認定訴訟などでなかなか認めようとしない内部被ばくだ。内部被ばくは、じわじわと時間をかけて人の体をむしばんでいく。広島、長崎の被爆者は