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高齢者いじめに抗議「年金者一揆」

 
 「税と社会保障の一体改革」による年金・医療制度の改悪に反対し、公的な最低保障年金制度の創設を求める「愛知年金者一揆」が14日、名古屋、岡崎、豊橋の3市で開かれ、全体で約600人が参加しました。全日本年金者組合の愛知県本部が呼びかけたものです。

 肌寒い雨が降る中、名古屋市中区の会場では、参加者が「女性が自立できる年金を」「憲法9条を守りましょう」などと書かれたムシロ旗やのぼり、横断幕を手にもってアピール。東日本大震災被災地の復興・復旧を住民本位で行うことなどを求める宣言文を参加者全員で採択しました。
吉田昂弘(たかひろ)委員長が主催者あいさつし、「総力を上げて悪政を阻止しましょう」と訴えました。日本共産党の本村伸子県常任委員があいさつし、山口清明名古屋市議が紹介されました。
 
 日進市から参加した丸山安長さん(73)は「地元でも障害者福祉制度などが改悪され、地域の福祉や暮らしをどう立て直すのかが大きな課題。企業利益優先の政治の流れを変えなければならない」と語りました。(10月16日)