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安心できる高齢者医療と介護をー社保協と医労連が署名

 

 愛知県社会保障推進協議会(愛知社保協)と愛知医労連は1月13日、後期高齢者医療制度の即時廃止、高齢者が安心できる介護保障制度の実現、医師・看護師の大幅増員などを求めた宣伝署名を、縁日で賑わう名古屋市昭和区の「八事興正寺」前で行いました。
 約20人が参拝客にビラやティッシュを配り、「お年寄りの医療が壊されないよう声をあげましょう」と訴えながら署名を呼びかけました。
 社保協の加藤瑠美子事務局長、愛知民医連の久保田武事務局長らがマイクで訴え。「民主党政権が後期高齢者医療の廃止を先延ばしし、国会に提案予定の新制度では、年齢による差別や高齢者の保険料が上がる今の仕組みは残されます」「国保制度も大幅に改悪され、お金がなくて医者に行けない人がさらに増えます」「介護の新制度案では、保険料を上げて介護度の低い人は制度の対象から外し、自治体任せになります」などと述べました。
 署名に協力した瑞穂区の女性(75)は「今の民主党は、後期高齢者医療廃止など国民との約束は守らず、内輪もめばかりだ。自民党と同じだ。あなたたちが頑張らないと年寄りの願いは無視され、政治がどんどん悪くなってしまう。応援します」と話しました。
 1時間の行動で、後期高齢者医療即時廃止署名に86人、介護の充実を求める署名に110人の協力が寄せられました。(2011年1月14日)