ニュース

どい氏 TPP唯一反対

愛知知事選 5予定候補が討論会

 

 愛知中小企業家同友会(山本栄男会長)の政策シンポジウム「愛知県知事選挙 立候補予定者に聞く」が1月11日、名古屋駅前のホテルで開かれました。知事選挙は20日告示(2月6日投票)で行われます。
 「革新県政の会」の、どい敏彦予定候補=日本共産党推薦=と、民主党推薦の御園慎一郎氏、自民党支持の重徳和彦氏、みんなの党公認の薬師寺道代氏、自民党を除名された大村秀章衆院議員が、将来ビジョンや中小企業政策などを討論しました。
 どい予定候補は、「外需依存経済から内需拡大に転換する。愛知のモノづくりの技術と豊かな農林水産資源をつないで持続可能な循環型産業を育成する」と表明。緊急景気対策として住宅リフォーム助成や中小業者の固定費補助、雇用拡大を支援、設楽ダム事業をやめ生活関連公共事業で中小企業の仕事をつくる、中小企業活性化条例制定―などの公約を紹介し、「県民目線で、憲法を暮らしに生かしていく」と述べました。
 他の4予定候補は、「県と名古屋市を合体する『中京都』創設で、全世界から企業を呼び込む」「法人税を下げ海外企業の誘致」「官民一体で稼ぐ株式会社愛知をつくる」「外需を呼び込み、世界に売り込む」と、自治体の役割と無縁の大企業支援策を述べました。
 水産加工会社の経営者が「TPP(環太平洋連携協定)参加に賛成か反対か」と質問。どい予定候補が反対の態度を示して「参加すれば農林水産業が壊滅的な打撃を受け、国土が荒れる」と述べたのに対し、他の4予定候補は賛成の態度を示しました。(2011年1月12日)