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改憲反対訴えパレード 9条の会

 

「憲法9条で平和を守ろう」。愛知県内各地で活動する「9条の会」の人たちが10月10日、名古屋市中区の繁華街に集まり、改憲反対を訴えるパレードを行いました。
 「会」の活動を広く市民に知らせ、運動への参加を呼びかけようと「あいち九条の会」が企画したもので、「9」と平和のハトをデザインしたそろいのTシャツや、青い法被を着た人たちなど250人が参加。通行人にティッシュやチラシを配りながら、対話を広げました。
 パレードに先立ちって開かれた出発集会で、「あいち九条の会」の山内一征代表世話人は「菅首相の私的諮問機関は、集団的自衛権の行使や武器輸出三原則の見直しなど、自衛隊が米軍と共同で海外の戦争に参加できるようにするための報告書を提出しました。同政権は国会議員の定数を削減し、国民の声が届かない体制づくりもねらっています。運動をさらに広げ、改憲を許さない世論を広げましょう」と呼びかけました。
 俳優の天野鎮雄代表世話人は「戦争中に体験した恐怖と飢餓を忘れることができません。子どもたちに自分のような苦労をさせたくないという思いで『会』に参加しました。武力では平和はつくれません。平和憲法を1人でも多くの市民に語っていきましょう」と訴えました。
 講演会や「平和美術展」、開戦記念日の「平和のともしびウォーク」など多彩な活動を行っている、「昭和区九条の会」の舟橋勝事務局長は「運動を広げ、日本の平和を孫子の世代に遺したい」と抱負を語りました。(2010年10月14日)