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自衛艦の入港拒否を 共産党名古屋市議団

 

日本共産党名古屋市議団は7月22日、名古屋港管理組合に対し、伊勢湾マリンフェスタ(海上自衛隊主催)に伴う自衛隊艦船の入港を拒否するよう申し入れました。
「フェスタ」は同自衛隊横須賀地方隊所属艦船が8月21日・22日の2日間にわたって同湾内で海難救助訓練や艦船の一般公開を行うというもので、2005年以来の実施。
開催前日から名古屋港に入港する3隻と、四日市港に入港する10隻が合流して行う大規模な計画で、「海外派兵を意識してつくられたヘリ空母型護衛艦『ひゅうが』(四日市港に入港予定)と、艦載ヘリコプターの展示・訓練をねらったものではないか」と指摘する声もあります。
わしの恵子団長は「自衛隊の海外派兵は米軍の戦争への協力・加担であり、憲法の立場から到底容認できません。平和な商業港の軍事利用に道を開く軍艦入港は、港湾管理者の責任できっぱり拒否すべきです」と要請。
山口清明市議は「市民に親しまれる港づくりをめざすガーデン埠頭の運営方針に照らしても問題であり、軍艦の一般公開はやめさせるべきです。アジア諸国との平和友好関係を維持・発展させるためにも、憲法を遵守し、9条の不戦・平和の精神をすべての港湾行政に貫いてほしい」と要請しました。
応対した森俊裕・港営部長は「商業船舶の利用に支障がなければ、自衛艦の入港は拒絶していない」と述べるにとどまりました。 (2010年7月24日)