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空中給油輸送機の小牧基地配備に抗議集会

4号機の配備すぐ中止せよ

 

 ?空飛ぶガソリンスタンド?と呼ばれる空中給油輸送機C767の4号機が12月8日、航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)に配備されました。同県の平和委員会、安保破棄実行委員会、春日井市と小牧市の平和団体などが共同し、緊急抗議集会を開きました。
 主催者を代表して、尾張中部地区労連の藤山譲司議長が「空中給油輸送機の配備はアメリカの軍事戦略の一環で、自衛隊の海外派兵のためのものだ」と訴えました。また、基地機能強化反対、沖縄・米軍普天間基地の無条件撤去とあわせ、日米安保条約を問い直すたたかいの強化を呼びかけました。
 参加団体の代表がリレー発言をし、「イラクやインド洋、ソマリア沖への派兵は日本を守る活動ではない」「平和な県営名古屋空港としてよみがえらせよう」などの訴えが続きました。
 日本共産党の、もとむら伸子参院選挙区予定候補も訴え。「憲法9条のある国で、アメリカの戦争への加担は許されない。国の来年度予算案で軍事費は増額されており、鳩山政権の姿勢が問われている」と述べました。
 同機は午後3時45分、抗議のシュプレヒコールのなか、基地に着陸しました。
 「4号機配備をただちに中止し、すべての空中給油輸送機の撤去を強く求める」との抗議決議を採択し、同趣旨の申入れを基地司令に対して行いました。
 集会には日本共産党尾張中部地区から柳沢けさ美副委員長と、春日井市、小牧市、豊山町の議員団も参加しました。(2010年1月10日)