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【09.09.27】小牧平和県民集会開催

航空自衛隊小牧基地機能強化反対

 

 航空自衛隊小牧基地(愛知県小牧市)の機能強化に反対する「第13回小牧平和県民集会」が9月27日、同基地近くの春日井市西本町公園で開かれ、約300人が参加しました。 
 主催者あいさつにたった、実行委員長の藤山譲司・尾張中部地区労働組合総連合議長は、小牧基地航空祭(10日)で行われる予定だった「ブルーインパルス」のアクロバット飛行を中止に追い込んだ運動の成果を強調。「米軍再編と一体に行われる基地機能強化や、憲法違反の海外派兵恒久法策定を阻止するために、いっそう運動を広げましょう」と呼びかけました。 
 地元では、人口密集地上空での危険なアクロバット飛行に不安の声が高まり、民主団体が呼びかけた「中止を求める署名」に、短期間で1万1000人余が賛同。基地周辺の春日井市民と市、市議でつくる「市民協議会」も反対の声をあげ、防衛省などに中止を要請しました。
 基地側はこうした声に押されて計画を断念。機体の地上展示に切り替える方針です。
 地元を代表して決意表明にたった、「平和で住みよい小牧をつくる会」の赤塚一男代表委員は、「基地に配備されているC130Hの離着陸訓練の回数が最近ものすごく増え、騒音や事故への不安など、住民の我慢は限界に来ています。展示飛行を断念させた住民の力で、地上展示もやめさせ、街の平和を守り抜きたい」と語りました。
 日本共産党愛知県委員会の林信敏副委員長が連帯のあいさつをしました。
 参加者は、同基地の機能強化や米軍の使用に反対する集会宣言を採択。
 同基地までパレードし、ブルーインパルスの使用や空中給油輸送機の配備をやめるよう谷井修平基地司令に申し入れました。