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【09.05.03】憲法タウンミーティングが開かれる

 
日本共産党の佐々木憲昭衆院議員は3日、名古屋市東区で開かれた、公開討論会「憲法タウンミーティング」にパネリストとして出席し、憲法を守る意義を訴えました。

日本青年会議所愛知ブロック協議会の主催で、300人余が参加。パネリストは佐々木氏のほか、馬渡龍治(自民党衆院議員)、大塚耕平(民主党参院議員)、加藤美幸(半田女性活連絡協議会会長)、岩瀬理恵(名城大学4年生)の4氏がつとめました。

コーディネーターの中島和生・日本青年会議所副会頭から「スタンスが一番明確なのが共産党」と紹介された佐々木氏。「『憲昭』という名は、明治憲法に代わる、新しい昭和の憲法に対する両親の思いが込められています」と語りました。
そのうえで、佐々木氏は「二度と戦争をしないと世界に宣言したのが今の憲法です。北朝鮮問題も含め、国際間の紛争は平和的手段で解決すべきであり、改憲は絶対に反対です」ときっぱり述べました。

一方、馬渡氏は「“丸腰”の国ではダメ」などと軍事優先の改憲論を主張。大塚氏は「今の段階では、9条を変えるべきではない」と述べつつ、「知る権利などを確立したうえで(9条改正を)やりましょう、ということ」という立場を表明しました。

これに対し市民パネリストは「9条はこのままがいい」(加藤さん)、「交戦権は絶対に認めるべきではない」(岩瀬さん)と主張しました。

会場参加者全員に9条改定の賛否を聞くコーナーでも「変えるべきではない」という人が「変えるべき」を上回りました。

佐々木氏はまた、「改憲を許せば、アメリカが引き起こす海外戦争に日本が際限なく巻き込まれてしまう」と指摘。「違憲の自衛隊に巨額の予算が投じられる一方、国民は派遣切りで明日の生活見通しすら立たないなど、憲法で保障された生存権がおびやかされています。憲法を実効あるものとして生かしていくことこそ求められます」と語りました。