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【09.03.20】三菱派遣切り裁判支援のつどい開かれる

 
派遣先の三菱電機に解雇されたのは不当だとして。同社に直接雇用を求めて名古屋地方裁判に提訴した、3人の労働者を支援はげますつどいが20日、名古屋市熱田区で開かれました。70人が参加しました。

原告の労働者は「家族3人がどうやって食べていけばいいのか。会社にきちんと謝罪させ、社員としての地位を回復したい」(43歳男性)、「泣き寝入りしたくない。同じように苦しむ人を出さないために、派遣労働の実態を裁判で明らかにしていきたい(38歳女性)、「人の命よりも利益を優先する企業の姿勢をただしたい」(33歳男性)と語りました。

原告弁護団事務局長の加藤悠史弁護士は「契約外の仕事を命じられる、三菱電機の同意がなければ有給休暇を取得できないなど、同社と派遣労働者は明らかに雇用関係にある。雇用のあり方そのものを問う裁判にしていきたい」と述べました。

原告3人が加入している名古屋北部青年ユニオン(全労連・全国一般労働組合加盟)の熊谷茂樹さんは「派遣労働の問題をえぐりだし、働く人が大切にされる未来への展望につなげたい」と抱負を語りました。

「自分も派遣切りされた。いっしょにたたかいたい」などの発言が相次ぎ、三菱電機の正社員労働者も連帯を表明。長谷川一裕弁護士は「大義は原告の側にある。派遣労働を自由化した、政治の責任が大きく問われている」と述べ、裁判への支援を訴えました。

日本共産党の八田ひろ子衆院比例予定候補があいさつしました。