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【08.09.27】東邦高校で国会議員討論会

 
環境問題をテーマに国会議員討論会が27日、東邦高校で開かれ、日本共産党のせこゆき子衆院東海比例予定候補と、自民党、民主党の三国会議員、名古屋市環境局長が出席しました。同校文化祭企画として開かれたもので、高校生ら約300人が討論に聞き入りました。

生徒側が「生活の中のムダ」について質問すると、自民党議員は「事故米を輸入元に返すというのはもったいない。すべてバイオエタノールに変えるべき」だなどと回答。

せこ氏は「食料のほとんどを輸入に頼っていること自体が問題」と指摘し、汚染米の8割を占めるミニマムアクセス米を大量輸入してきた自民党農政を批判しました。
また、「公共交通機関の整備や自転車を利用しやすい街づくりなど、車中心社会からの転換が必要」と提案しました。

「(温室効果ガスの削減目標を定めた)京都議定書は達成できると思うか」との問いに、せこ氏とともに自民・民主議員も「できない」と回答しました。
しかし、同ガス排出量の大半を占める大企業の責任にふれたのは、せこ氏ただ一人。
「政府と産業界の間で削減目標を明記した削減協定を義務付けるなど、ヨーロッパ並みの排出規制を行うべきです」と述べました。

討論を聞いた二年生の男子は「国会議員は国民のことを考えていないと思っていたけど、せこさんは僕の固定概念をぶっ壊してくれた。企業は自分の利益しか考えていないので、せこさんの言うように国が規制するしかない。こういう政治家がもっとたくさん国会に増えたら、日本は良くなると思う」と語っていました。