ニュース

【08.05.08】防衛省に撤兵要請

 
日本共産党愛知県委員会と革新県政の会は5月8日、防衛省を訪れ、名古屋高裁の航空自衛隊イラク派兵違憲判決を受け、石破茂防衛相への要望書を提出しました。佐々木憲昭衆院議員、井上さとし参院議員、せこゆき子、八田ひろ子衆院比例予定候補らが参加しました。

要望は、イラク派兵違法・違憲判決に対する閣僚や航空自衛隊幹部による暴言の撤回と謝罪を要求。司法判断を尊重し、航空自衛隊の活動中止とイラクからの即時撤退を求めました。県営名古屋空港から小牧基地への管制塔・管制機能の移転中止も申し入れました。

防衛省側は航空幕僚長の「(判決について)そんなの関係ねえ」発言は不適切だったことは認めましたが、「政府の命令」で動くので、司法の判決は関係ないとして、無視する態度をとりました。

イラクでの米軍支援の違法・違憲判決については国際貢献と述べるだけで、防衛省として適法・合憲を立証する情報開示や説明責任が行えない実態も明らかになりました。管制塔移転も老朽化と措地料・使用料の節減をあげるだけで管制塔機器やレーダーなどの機材の更新による基地機能強化については説明を避けました。

参加者は、政府・防衛省が法治国家として司法の判断を尊重すること、空中給油・輸送機等の配備撤回、県営名古屋空港の「自衛隊基地化」と基地機能強化を強く要望しました。

堀一・革新県政の会事務局長、もとむら伸子、木村えみ両衆院選挙区予定候補や党地方議員も同席しました。