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【06.03.26】北名古屋市(旧師勝町、西春町)市長選 グループ「虹の架け橋」(日本共産党も参加)が大原久直氏を擁立 市議選は日本共産党の渡辺紘三、田上光徳両氏が「福祉切り捨て許さぬ」と全力

3月26日「愛知民報」

 3月20日に師勝町と西春町が合併してスタートした北名古屋市の初代市長と市議をきめる選挙が4月16日告示・23日投票の日程で行われます。

市長選

 日本共産党の西春町議を6期つとめた大原久直氏(61)が立候補予定です。無所属で個人や団体で構成するグループ「虹の架け橋」(日本共産党も参加)が擁立します。

 市長選挙は、保守系3人と大原氏が立候補を予定。保守系候補はいずれも、合併の是非を問う住民投票の実施に反対し、合併の押しつけを強行してきた人物です。また、国民生活を切り捨てる小泉「構造改革」を、北名古屋市で具体化することを競い合っています。

 大原久直氏は、立候補表明の記者会見で、「住民一人ひとりを大切にする市政にしたい」とのべ、福祉・くらしの充実や水害対策、常設型の住民投票条例の制定、憲法を生かした住民・職員参加型の市政などの政策を明らかにしました。

 大原久直氏は、西春町議としての抜群の実績や親身の世話役活動で、多くの住民から党派をこえて信頼されています。

市議選

 定数24(定数18減)に30名以上が立候補する激戦が予想されています。

 日本共産党は、西春地域から党西春支部長の田上光徳(54)、師勝地域から同町議を4期16年つとめた渡辺紘三(62)両氏が立候補を予定、複数議席の確保と議席占有率の引き上げに挑戦します。

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 渡辺紘三氏は、旧町独自の福祉サービスが合併によって崩される不安や民間委託方式で行政の質が低下していく心配が市民の中にある中で、「住民の立場で新市にはっきりものを言い、その願いを議会にきちんと届けられる試されずみの渡辺に、党派をこえたご支援を」と訴えています。

 住民は、小泉自公政権の弱肉強食の政治に悲鳴を上げており、渡辺氏に「少ない年金からも天引きで税金が取られ、この先どうやって暮らせばいいのか」「小牧へのバスが廃止され病院に通えない」「福祉バスを充実して」などの要望が寄せられています。

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 田上光徳氏は、すでに1400人以上の有権者と対話し支持を訴えています。260回を超える街頭演説をこなしています。 「合併によるサービス切り捨ては許さない。住民健診を無料に戻させる」「駅にホームまで降りられるエレベーターを」「医療費無料化は小学校卒業まで拡充」の訴えは、大きな反響を呼んでいます。街頭演説中に手を振ってくれたり、農作業中の人がホウレン草を差し入れてくれるなど、激励が寄せられています。