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【05.12.21】安全で自由に物言える職場に 石川島播磨重工業 思想・女性差別の早期是正求め支援共闘が発足

12月21日「しんぶん赤旗」

 決意表明する「石幡愛知の人権回復を求める会」のメンバー=15日、名古屋市熱田区
 「人権回復を求める石播愛知支援共闘会議」の結成総会が15日、名古屋市熱田区で開かれました。

 総合重機大手の石川島播磨重工業(本社・東京)の思想・女性差別、不当労働行為の早期是正をめざして結成したもので、60人余が参加。羽根克明議長(愛労連議長)、田島隆一事務局長ら役員を選び、署名や宣伝、要請行動にとりくむことを決めました。

 同社は40年もの長期にわたり、日本共産党員やその支持者に差別を続けてきました。昨年3月、東京地裁に差別是正を訴えた東京・武蔵地区の労働者に対し、会社側は「ZC(ゼロ・コミュニスト)計画管理名簿」の存在を認め、事実上謝罪。原告以外の労働者も含め、賃金差別の是正や再発防止などを約束しました。

 愛知工場(知多市)の労働者やOB17人でつくる「石播愛知の人権回復を求める会」は、同和解にもとづき早期是正を会社に求めていますが、解決のめどはたっていないのが現状です。

 総会では、「会」メンバー一人ひとりが「職場からあらゆる差別をなくすまでがんばりたい」と決意表明。

 「会」の佐々木隆雄さん(54)=愛知工場勤務=は「今までやってきた仕事に対して、正当な評価をしてほしい。安全で、自由にものが言える職場を実現するために、必ず勝利したい」と話していました。

 日本共産党の八田ひろ子前参院議員が連帯のあいさつをしました。